鹿児島県肝付町(2019年8月)
鹿児島県肝付町。我々はこの町を、2050年の日本の人口ピラミッドを既に実現している「未来の町」と呼んでいます。ここで暮らす方々を、肝付町役場の保健師である能勢佳子さんのコーディネートで訪れました。
高齢化や人口減少の中、こうした地域の人やコミュニティがゆっくりと閉じていくことは明白で、一見、都会の価値観から見ると、経済合理性に反していると感じてしまうのは事実。しかしながら、その中で住み続ける人や、それを支え続ける人もいます。覚悟もあるでしょうが、ここで生きることを楽しむ力は、我々の誰も敵わないものでした。
食事は、各集落の高齢者が集まる自主運営組織「サロン」の方々が一ヶ月の思慮を重ねて今回のために用意いただいたお弁当。各サロンで相談し合いながら、社会福祉協議会・冨満さんのリードで一つにまとめ上げられました。
価値観の違いを浴び、モヤモヤとグラグラを覚えながらも、最終的には自分の居場所で何かするしかない、「ま、いっか!」と思い直し、参加者はまたそれぞれの元へと帰ったのでした。
参加者による投稿
写真で振り返る
岸良(きしら)地区で開催されている「暮らしの保健室」におじゃましました
我々のバスを見送る岸良の方々
辺塚(へつか)海岸にて。この後突然の通り雨に襲われました
JAXAの内之浦宇宙空間観測所にて
初日の料理を用意してくれた「サロン」の方々
各「サロン」の自慢料理が詰まったお弁当
奥田浩美(左)と、肝付町役場・保健師の能勢佳子さん(左)
セッションの風景
二日目のランチには、当日の朝偶然上がった天然のカンパチが添えられました。
二日目のランチを用意してくれた地域の方と一緒に最後の記念写真