仮想空間での交流

Society 5.0時代の「人間」を考えるワークショップ

破壊の学校

青森県(2020年8月)

現場での実体験を重視する破壊の学校としては初めて、オンラインでの開催を試みました。

オンラインでも青森を感じられるよう、青森のグッズを事前に参加者へ送付し、当日は青森の様子を伝える動画コンテンツもたくさん用意しました。しかし、過去2回と比べ食や風景の実体験によるインパクトが減った分、人にフォーカスせざるを得なくなったことで、むしろ人というコンテンツが際立った回になりました。

今回のテーマは「バリア」でした。バリアをどう考えるか。バリアは守ってくれるものであると同時に、何かの障壁にもなりえます。単純な良し悪しではなく、なぜバリアがそこに存在するのかを見つめ直すだけでも見え方が変わると感じました。

バリアにつなげて言うと、オンラインとオフラインで得られるものの違いは、HomeとAwayの感覚から来るのかもしれません。自らの体を運んだ先はたいていアウェイですが、オンライン参加は往々にして自分にとって居心地の良いホームからの参加です。その安定による良さもあれば、大きな揺らぎを与える/得るという意味では物足りない部分も出るかもしれません。

今回のつながりによって、参加者どうしの自主的なリアルな交流が活発に行われ始め、青森のチームも自分たちの取り組みを客観視できる良い機会になったようです。

次回の開催は、時勢に合わせ今回とはまた別のやり方での実施になるでしょう。


k asacoさんによる投稿

今回の内容がグラレコとテキストで非常によくまとめられています


写真で振り返る


Zoomでのセッションを二日間行いました


参加者は自宅や、集中するためにホテルへ泊まり込んだ人も


バーチャルプラットフォーム「Virbela」でアバターによる交流も試みました(冒頭の写真も)


二日目の八戸朝市は青森チームの石動さんがスマホで中継をしてくれました


我々の配信現場の様子です。真剣な表情で語る奥田